読了日記(2021.11-12)
読んだ本のまとめ、すっかりサボってしまってました…。
ということで今回は2021年11月と12月に読んだ本のまとめです。
小説
図書館の魔女 第4巻
秋頃に夢中になった、図書館の魔女シリーズの最終巻。
この巻、ほかのよりかなり分厚くて「最後まで読めるかな?」とちょっと不安だったのですが、最後まで飽きることなく読んでしまいました。
叙述トリックみたいなものがあったり、「え、そういうこと?」と驚くような展開があったり、最後まで面白かったです。
つづきがあるような終わり方だったので、続編が出ると良いな…!
昨晩読了した達成感のおかげか、ぐっすり眠れた🙌🏻
November 16, 2021
解決してない問題とかもあるから、続編が出たら良いな
長かったし難しかったけど、それを上回る面白さだった! pic.twitter.com/t8O7sEVuxf
第1~3巻までの感想はこちらに。
祝祭と予感
ちょうど一年前くらいに読んだ、「蜜蜂と遠雷」のスピンオフ短編集。
文庫化されたら読みたいな、くらいの気持ちだったのですが、実家の本棚にあるのを発見。
「鈴蘭と階段」と「伝説と予感」が特に好みでした。
読了📚
December 6, 2021
ひとつひとつのお話が短いからすぐ読めちゃったけど、もっと味わって読んでも良かったかな、と反省。
雨のシーンや音が個人的に印象的だった映画と比べて、こちらは陽だまりや木漏れ日みたいな印象を受けました。 https://t.co/aMFDCgBVZ5
装丁がとても好きなので、蜜蜂と遠雷も単行本で手元に置いておきたいな…と画策中です。
その他
一汁一菜でよいという提案
以前から読みたくて、文庫発売日当日に入手。
これを読むとお味噌汁が飲みたくなります。
主菜と副菜とあと汁物…と献立をあれこれ考えてしまうときも多いのですがご飯と具沢山の味噌汁だけでも十分なのかもしれない、と読んで感じました。
西洋美術史入門
長らく本棚で眠っていたこの本。
Twitterのタイムラインで読んでいる方をちらほら見かけて、やっと読むことができました。
思っていた内容(絵の観方やモチーフが何を表しているのかなどが説明されていると思っていました)とは違いましたが、年代ごとに特徴がまとめてあり、入門にはぴったりでした。自分が惹かれる絵画の共通点がはっきりとわかったのも面白かったです。
美術館を訪れる前には読み返したいですし、2022年はもう少し美術史と世界史について学んでいきたい…!
やっぱり食べに行こう。
原田マハさんのエッセイ。
日本以外の話もあるので、海外旅行に行ったような気分にもなれました。
印象に残った文はこちら。
けれどいつか、人類が、私たちが、この困難を克服する日が来たならば。本書とともに出かけてほしい。ずっと行きたかった場所へ旅する、なんていうのすてきだけど、遠くじゃなくてもいい。近所のお気に入りの喫茶店で、おいしいコーヒーを飲みながら、とか。それだって立派な「お出かけ」だから。
あとがきの最後のほうに書かれていた文です。
エッセイ自体はコロナ禍以前のもので、簡単に遠くへ行くことが難しくなってしまった今、この本を読むとなんだか全く別の世界のことのように感じてしまいました。たった2年前くらいのことなのに、すごく不思議な気持ちになりました。
もっと世の中が落ち着いたら、この本片手に旅に出るのも良いな、とこのあとがきを読んで思いました。気軽に旅に行ける世界にはやくなりますように。
小説TRIPPER 2021年秋号・2021年冬号
夏ごろからハマっている、松井玲奈さんがエッセイの連載を始めるということで、初めてこういう文芸雑誌を買いました。
単行本一冊くらいの値段で、エッセイのほかに連載小説やレビュー、対談などかなりのボリューム。
文芸雑誌初心者なので、読むのにかなり時間がかかってしまいました。(実は全部読み終わっているわけではないのですが…。いつまでたっても読み終わらなさそうなので一度ここで区切りをつけようかと)
いつも似たようなジャンルの本ばかり読んでしまうので、新しい出会いも多くありました。
中でも、2021年秋号に掲載された「生を祝う」が印象的でした。
生まれる前の胎児に出生するかどうかの判断を委ね、それには必ず従う(従わない場合うは罪に問われる)、という設定はかなり衝撃的で。読み進める気持ちは湧かない、けど続きが気になってページをめくる手は止まりませんでした。
2021年冬号に著者のインタビューが掲載されており、この小説と著者の思考のつながりが見えて納得した点もあったので、気になる方はインタビューも併せて読むのがおすすめです。
まとめ
図書館の魔女を読み終えた達成感からか、読書や読書記録の書き溜めからすっかり遠のいていたこの時期。手書きで感想を記録しているノートも適当になってしまいました。
なので今回のブログはいつもよりさらに内容が薄いな…と感じています。
しかし、読了日記も1年続けることができました!
これからも自己満足の記録ですが、細々と続けていきたいです。
ここまで読んでくださりありがとうございます。