2023年に読んだ本をざっくり振り返る
久しぶりすぎるブログですが、タイトル通りの内容です。
今年読んだ本は計64冊。年始に60冊くらいは読めたら良いな〜と考えていたので目標は達成しました。
64冊の詳細はこちらから。
https://booklog.jp/users/f1f4tk/stats?year=2023
その中でも特に印象的だったものを振り返ります。
- 白銀の墟 玄の月
2022年秋頃から読んでいた十二国記を年末年始の休暇で読み終えました。本当出会えて良かったなと思えるシリーズ。新作が出るのが待ち遠しいです。
- 魚舟シリーズ
表紙買いをした「獣たちの海」をきっかけに、シリーズ全巻あっという間に読み終えてしまったこのシリーズ。地球の環境が大きく変わってしまった近未来を舞台にしたお話です。ジャンルはSFに分類されますが、カタカナがそれほど多くなくSFにしては専門用語が少ない印象。
華竜の宮、深紅の碑文の長編2つが特に面白かった!
- レーエンデ国物語
存在自体は何かの広告で知っていて、読みたいリストにあげていた一巻。相互さんが読んでいたのをきっかけに読むことにしたら、ページを捲る手が止まらない止まらない…!あっという間に2巻まで読み終わり、3巻を発売日前日にフラゲしたのも良い思い出。
既刊の中では特に3巻が好き。
作者の多崎礼さんの他作品も読み、綺麗で澱みない文章に惹かれ、すっかり好きな作家さんリストに仲間入りしました。
- 千年の祈り
タイトルと表紙で手にとったこの本は、面白いというわけではないけど、読了後の余韻がすごかったです。中国を舞台にした短編集で、どの話も静かに話が進んでいくし山場もなく終わりを迎えるけど、読了後に何か心に残る感じ。小川洋子さんが好きな人はおそらく好きなんじゃないかな……。
- 星を継ぐもの
先述の魚舟シリーズをきっかけにSFに興味を持ち出したタイミングで名作の新版が出るということで読んだ本。カタカナは多いし、作中の専門用語もたくさん出てくるしで読み進めるのは大変でしたが、「月で見つかった死体が死後5万年経過していた」という導入の答えが知りたい一心で読み進め、まんまとハマってしまいました。
続編を2冊購入済みなので、早く読み進めたいです。
以上、今年読んだ本をざっくり振り返ってみました。本当は一冊ずつ振り返りたいところですが、久しぶりのブログでうまく言葉が出てこないので超ざっくりで。
来年は読むジャンルがファンタジーとSFに偏ってしまってるので、もう少し色々読みたいです。でも現実逃避にぴったりなんですよね、ファンタジーとSFって……。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
読書記録(2023.02)
2月の読書記録です。
- 図書館の魔女 烏の伝言
おととしに読んだ、図書館の魔女の続編。
なぜかずっと読んでなかったけど、それを後悔するくらい面白かったです。
あれ、これはもしかして…!と思うような伏線があったり、前作の主人公である図書館の魔女マツリカも相変わらずの感じで、読み進めるのが本当に楽しくて、あっという間に読んでしまいました。
第3作のタイトルが発表されてしばらく経つけど、早く続きが読みたくてたまりません。
- 君のクイズ
本屋大賞にも選ばれているこちら。積読していた文芸雑誌に掲載されていたので読んでみました。嫌ミスではないと思うけど、読んだ後になんかモヤモヤしてとても記憶に残りました。終わり方が現実味ありすぎてちょっと怖い。
- 金木犀とメテオラ
田舎の中高一貫の女子校。都会から嫌々入学してきた少女と地元から入学してきた少女。
この手の話、好きな人多いのでは…?
かげきしょうじょ!とか好きな人はきっと好きになるはず。
- うしろめたさの人類学
1年半くらい前に読んだ、「はみだしものの人類学」と同じ著者の本。うしろめたさ〜のほうが先に出ていたみたいです。
時間が経てば研究が進んでるのもあるのか、おすすめするならはみだしもの〜のほうかなあ。より初心者向けに書かれているからわかりやすい。
- 蜂の物語
アメリカやイギリスでない海外文学読んでみたいなと思って本屋の棚を眺めていたときに見つけたのがこれ。装丁がとても素敵だったのと、内容に惹かれて買ったのですが、結局イギリス文学に分類されるものだったという…
階級社会である蜜蜂の社会でも、最下位の階層に生まれたとある蜜蜂の物語。
昔、国語の教科書で蜜蜂のダンスについての話があった気がするくらいの知識だけど、この一冊でかなり蜜蜂の生態に詳しくなった気がします。ほかのディストピア文学も読んでみたい。
- 家が好きな人
絵が好みでずっと発売を楽しみにしていた本。
たまたまサイン本を見つけてしまい、嬉しさに心の中でスキップしながら購入。
こんなところで生活してみたいな、と思える部屋ばかり。引っ越しや模様替えがしたくなりました。
邦題とあらすじに騙された、が読んでいるときの印象。あらすじだけ読んで、ボーイミーツガール的な物語だと思っていたら大間違い。壮大すぎて、頭の中がはてなでいっぱいになりながらもページをめくっていたら、いつのまにか最後のページでした。
世界観と文章が難解すぎて、たぶん半分くらいしか理解できていない気がします。途中で見たブクログのレビューと、巻末の解説でようやく全貌がつかめた感じ。オリエント系のファンタジーのイメージが強い乾石智子さんが「一度読んでも良く理解できなかった」と解説で書いているのを見てちょっと安心してしまったのはここだけの話。
2月は忙しいからあんまり本読めないかも、と思っていたけど、逆に通勤電車で現実逃避したくて本ばかり読んでました。
3月はどうなるかな〜。最近はファンタジーとか海外文学多めだったので、3月は別系統も読んで行きたいと思っています。(3/12現在、エッセイばかり読んでいます。)
ここまで読んでくださりありがとうございました。
読書記録(2023.01)
1月に読み終えた本の振り返りです。
去年1年間記録をさぼっていたけど、やっぱり振り返った方が記憶に残るなと実感したので今年は無理しない程度に続けようと思います。
- イシューからはじめよ
年末年始の自分への課題図書②。
(①は2022年末に読んだ「他者と働く」)
ずっと読みたい本リストに入っていたこの本をようやく読むことに。
内容をすごくざっくり捉えると、課題の重要度とかの分析が大事だよねって話で、正直期待していたほど新しい知見ではなかったかなと言うのが本音でした。
。白銀の墟 玄の月
先月から読み始めた十二国記、面白すぎてあっという間に最新刊まで読み終えました。
最後の2冊は一気読みで、最後ずっと涙流しながら読んでしまいました。
ずっと読んでみたいな、でも長いし…と躊躇していたけど本当読んで良かった。
TLとかでたまに推し主従は〜って話見かけていたけど、今ならその話がすごくわかります。
メインで出てこないけど廉国の主従の雰囲気が好きです。どの国も末永く平和であって欲しい。
- カンパネルラ版 銀河鉄道の夜
これもずっと読みたい本リストに入っていた本。先日行ったjunaida展でこの本の表紙をjunaidaさんが描いたものだと知って、その足で本屋に直行して買ったのでした。
カンパネルラや中原宙也が宮沢賢治を語るというメタ的な視点で興味深かったです。物語要素は少なめ。
- なぜ女は自信を持てないのか
年末年始の自分への課題図書③。(実際は仕事始めしてから読んだけど)
事あるごとに上司から「もっと自信持って」と言われたり、異性の同僚の自信の持ち方に「その自信は一体どこから…?根拠ないのになぜそんな事が言えるんだ?」と思ったりしたので参考になればと思って読みました。
もちろん個人差も大きいけれど、男性と女性では自信の持ち方が異なる傾向があると理解できただけでもちょっと考え方が変わって気がします。
- 植物少女
ずっと積んでいた文芸雑誌に一挙掲載されていたもの。
生まれた時から植物状態の母と娘のお話です。著者が医師なだけあって、画としてイメージするのをちょっと辛いくらい描写にリアリティがあります。
本屋でこの本を見かけても、たぶん自分で選ばないようなお話でした。選ぶジャンルに偏りがあるのを自覚しているので、こういう出会いはとても嬉しい。
今月は8冊。割と多め。
ビジネス書、読みたかった小説、偶然読んだ小説、とバランスも良かった気がします。
2月は忙しそうなのでここまで読める気はしないけど、細々と読んでいきたいです。
ここまで読んでくださってありがとうございました。